■ 参考資料1: RS−232C機器をUSBインタフェースにアップ・グレードする方法。
 CP2101変換アダプタのCPA01は表面実装を行わない少量生産ボードへの組み込み使用に適しています。本頁でこのようなボードを使用したRS−232C機器を、CPA01を使用してUSBインタフェースにアップ・グレードする方法について紹介します。
 下図はRS−232Cのインタフェース回路をUSBインタフェースに置き換える場合の参考回路です。下部の四角で囲んだRS−232C回路を上の四角で囲んだUSB回路に置き換えます。
実際に実現する方法として下記の2通りが考えられます。
1. 従来のボードをUSB仕様に置き換えた回路でおこし直す。
この方法はボードをおこし直すための初期費用が発生しますが、CPA01は手差し部品として扱うことができるので製造コストはあがりません。また部品コストの上昇も最小限に抑えられます。
2. 従来のボードはいじらずに、USBインタフェース回路部の基板を新規におこす。従来基板からは3本線を引き出して接続する。この方法では製造コストと部品コストがやや上昇しますが、初期コストはインタフェース回路の基板化費用のみとなり、低く抑えることができます。
注意: 上の回路はあくまで参考回路であり、実際の設計においては各機器の制御線の使用方法や接続状態により、回路を検討する必要があります。
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