CP210X 変換アダプタ
CPA02ユーザ・マニュアル
1.概要
 本製品はSILICON LABORATORIES社のCP210X(USB-UART Bridge)を20ピンDIPサイズに変換するアダプタです。またこのアダプタにはCP210Xに最低限必要な周辺部品であるバイパス・コンデンサを実装することが可能です。
 本マニュアルでは以下の項目について説明します。
パーツの実装方法
仕様
ドライバ・インストールの準備
ドライバのインストール方法
2.パーツの実装方法
 バイパス・コンデンサは左の写真の位置に実装してください。なお電解コンデンサは極性があるので間違えないように注意してください。電解コンデンサは下図のように長い方の足が+です。
 接続ピンは基板の裏側に垂直に取り付けます。左の写真のように先にソケットを相手の基板に取り付けておき、そこに接続ピンを挿入した状態で半田付けすると正確に仕上がります。(接続ピンは片側が太いピンとなっています。太い方のピンをCPA02基板に半田付けしてください。)
3.仕様
● ピン配置
● 回路図
外形図
● その他
最新のCP210Xの情報はSILICON LABORATORIES社のサイトから入手してください。
      SILICON LABORATORIES社のサイト      http://www.silabs.com
4.ドライバ・インストールの準備
 CPA02を実装したハード・ウェアが完成していない場合、下図のような最小の回路を作ることでインストールを行うことができます。
ドライバのインストール前でも、USBケーブルでパソコンと接続し通信が確立するとこの回路のLEDが点灯します。LEDが点灯しない場合は結線違いの可能性がありますので、チェックしてください。
下図はUSB−Bコネクタのピン配置です。間違えないように結線してください。
5.ドライバのインストール方法
 付属のCD−ROMを使用しWindows XP を搭載したパソコンにインストールする場合で説明します。インストールは大きく分けると、以下の2段階の操作で行います。
 
@ CP210Xのユニットはパソコンからはずしておき、CD−ROMからドライバを通常の手順でインストールします。この時点でドライバがパソコンのハード・ディスクにコピーされます。
A この状態でCP210Xのユニットを接続すると「新しいハードウェアが見つかりました」というメッセージが出るので指示に従って操作します。以上でドライバがシステムにインストールされます。
● ドライバのコピー

CD-ROM内のVCP Driversフォルダ内の対応するOSのフォルダ内にある左のアイコンをクリックするとインストールが始まります。

「Next」で次に進みます。

「Yes」で次に進みます。

コピー先のフォルダを確認しておきます。通常は C:\SiLabs\CP210X となりますがBrowse...で指定することもできます。
次に「Next」を押します。

コピーが開始します。

コピーが完了すると右の画面が現れます。「Fnish」を押すとこのウィザードが閉じます。
  以上でドライバはハード・ディスクにコピーされました。
● ドライバのインストール

CP210Xのユニットをパソコンに接続すると、ピポという音がして左のような表示が現れます。

しばらくして左の画面が現れる場合は「いいえ、今回は接続しません」をチェックして「次へ」を押します。

しばらくすると左の画面が現れます。

「一覧または特定の場所からインストールする」をチェックして「次へ」を押します。

ドライバの場所が先ほどコピーした場所かを確認します。違っていたら「参照」を押して指定します。
次に「次へ」を押します。

「参照」を押すと右の画面が開くのでCP210Xフォルダの中の「WIN」を指定します。

インストールが始まります。

インストールの途中で左のようなロゴ・テストのチェック画面が現れたら無視して「続行」を押します。

インストールが完了すると右の画面が現れます。「完了」を押すとこのウィザードが閉じます。

画面の右下に左の表示が現れたらもう一度インストール操作を行ってください。

インストールが完了すると画面右下に左の表示が現れUSBデバイスの使用が可能となります。

マイ コンピュータを右クリックし「プロパティ」を選択すると左の画面が現れるので「デバイス マネージャ」を押します。

ポート(COMとLPT)の + をクリックして割り当てられたポート番号を確認します。










左の画面ではCOM3に割り当てられたことを示しています。
 RS-232C仕様のアプリケーション・ソフトをCP2102のユニット経由で動作させる場合、アプリケーション・ソフトのCOMポート指定を割り当てられたポートに変更してください。
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